A Nobody's Way Up to an Exploration Hero RAW novel - Chapter (784)
第776話 レベルアップとドロップ
ステータスを確認してみると俺も24へとレベルアップを果たしていた。
レベル22から23までのスパンを考えると24に上がったこのタイミングはラミアとの戦闘によるところが大きい。
ティターニアはいたが、シルやルシェに頼らずボス格のラミアを倒したことが大きかったのだろう。
今回ステータスが軒並み5上がっている。
俺の中ではほぼ上限に近い上がり方をしているので、今回のラミア戦で主力を務めたことがかなり影響しているのだろう。
いずれにしてもBPが95まで上がっている。うまくいけば次にのレベルアップでBP100に届くかもしれない。
BP100はシルバーランクに相当する。
シルバーランクといえばもう中堅を超え上位陣に近いところに位置する探索者というイメージだ。
ずっとウッドランクだった俺がシルバーランクに手が届く位置までたどり着いたことに感動を覚える。
高木 海斗
ジョブ アサシン
LV23→24
HP 89→94
MP59→64
BP90→95
スキル
スライムスレイヤー
ゴブリンスレイヤー(微)
鬼殺し
神の祝福
ウォーターボール
苦痛耐性(弱)
愚者の一撃
今回新しいスキルを覚えることはなかったが文句なしのレベルアップだ。
ティターニアのステータスも確認しておく。
種別 フェアリークイーン
NAME ティターニア
Lv1→2
HP 65→74
MP 73→83
BP 66→77
スキル ウィンガル
キュアリアル
ユグドラシル
フェアリーダンス NEW
さすがはフェアリークイーン。一つレベルアップするだけで俺とは比べ物にならないぐらい数値が跳ね上がっている。しかも新しいスキルが発現にしている。
フェアリーダンス …… 戦闘中使用するとランダムで妖精王の能力を借りることができる。
ダンスというくらいだからなんとなく幻惑系のスキルかと思ったがどうも違うようだ。
ただ妖精王の力と言われてもよくわからない上にランダムって。
完全に使ってみないとわからないが妖精王っていうぐらいだからたぶんすごいんだろう。
あとはドロップアイテムの扱いか。
ラミアの三叉槍。
これはやっぱりあれだな。
「あの〜みんなちょっといいかな。この三叉槍なんだけど、隼人に使ってもらうのが一番いいと思うんだけど、野村さんたちは大丈夫かな」
「私たちは助けてもらった方なので、なにも言うことはないです。先輩たちの好きなようにしてください」
「そうです。私たちはむしろ払わないといけない方ですから」
「え!? マジで!? 本当にいいのか? さすがにこの槍の半額とかは払えないぞ」
「そんなのいらないって。今回隼人がいなかったら無理だったし、魔槍ほしいって言ってただろ? ちょっとイメージとは違うかもしれないけどれっきとした魔槍だぞ。しかもどうやるのかわからないけど水蛇も出せるかもしれないんだ。言うことなしだろ」
「そりゃもちろんだ。おおおお〜俺が魔槍持ち。しかもドロップで! レベルアップもしたし最高だな。もちろん野村さんたちを助けることができたのが一番だけどな」
隼人のいう通りだ。今回野村さんたちを救うことができてよかった。
みんなで無事帰ることができてよかった。